ユーモラスなストーリー性のある写真でパリの魅力を伝え続けたフォトグラファー、ロベール・ドアノーのモノクロ写真を毎日そして季節ごとに楽しめる、コフレ入り万年卓上日めくりカレンダー
「私が写真という列車に飛び乗ったとき、それはまだ木でできていました。ところが今や、写真はほとんど電子的なものへと姿を変えてしまったのです。それでも私は、初めての日と同じように、窓から顔を出して世界を眺めています。この動物的な好奇心こそが、私の原動力なのです。」
日々の暮らしの断片、街角での何気ない仕草、季節ごとに移り変わる光や影。ロベール・ドアノーの作品は、そうした一瞬の出来事を優しく、時にユーモラスに切り取り、見る者に永遠の余韻を残します。戦後のパリを象徴する彼の写真には、人間らしさへの深い眼差しと、生活の中に潜む詩情への愛情が宿っています。
この日めくりでは、季節の移ろいに合わせながら、ドアノーが捉えた数々の名場面を味わうことができます。街を行き交う子どもたちの笑顔、恋人たちのささやき、職人たちの働く姿、どれもが、時代を越えて観る人の心に語りかけてきます。日ごとにページをめくるたび、写真の中に映る人々の息づかいや街のざわめきを、一年を通して体験してみてください。
"Quand j'ai sauté en marche dans la photographie, elle était en bois. Aujourd'hui la voici devenue quasiment électronique. Je reste le nez à la portière avec la même curiosité que le premier jour ; cette curiosité animale est le moteur."
Jour après jour, saison après saison, découvrez ou redécouvrez l'oeuvre intemporelle de Robert Doisneau.