長年仏文学者の間で密かに語られてきた幻の名著が音声付でついに復活!
本書は、フランス文学者、評論家、小説家そして元東京大学総長と多面的な顔を持つ、著者唯一のフランス語教科書です。
1981年の刊行以降、革新的なスタイルと魅力的な例文の数々で、学生たちに衝撃を与え続けてきました。厳選された例文を味わうもよし、一度はあきらめたフランス語の森へ再び分け入るもよし、参考書としても、読み物としても十分に楽しめるテキストです。 (刊行当初の形をそのまま再現しているため、仏文和訳、巻末練習問題の解答のご用意はございません。予めご了承ください)
音声はストリーミング方式となります。
【著者紹介】
蓮實 重彦(はすみ しげひこ)
この書物の著者は『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』(朝日出版社)のほか『批評あるいは仮死の祭典』『反=日本語論』『夏目漱石論』『表層批評宣言』『「私小説」を読む』『映像の詩学』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『大江健三郎論』などの著作を持つ文芸評論家とも映画評論家とも呼ばれうる存在だが制度的には東大助教授という身分に拘束されつつフランス語フランス文学あるいは映像論などを担当してもいる1936年東京生まれのの日本人であり Gustave Flaubert の研究者をも自称する複数的な個体である。(本書より)