■紹介
旺文社刊プチ・ロワイヤル仏和辞典の編者として長年携わってきた著者のフランス語文法の集大成。「倉方フランス語講座」は「I.文法」のほか「II.語形成」、「III.語彙と表現」(2024年3月刊行予定)の3巻で構成されている。
第2巻は「語形成」。新たな語を作り出す接尾辞の種類と特徴を学び、接尾辞派生のしくみを理解する。対象は初級修了から中級。
既存の語を利用して新たな語を作りだすことを「語形成」と言いますが、フランス語の語形成で最も重要な方法は、接尾辞を用いる「接尾辞派生」です。この巻では接尾辞派生を集中的に扱い、接尾辞の種類と特徴、派生語の作り方、派生の過程における諸現象を詳しく解説します。接尾辞派生のしくみがわかれば、語を構成要素に分析し、それを統合して意味を推察できるようになるので、語を読み解く力が飛躍的に増進します。
■内容
語形成と接尾辞派生に関する基本事項 /「人・物」を表す名詞を作る接尾辞 /「行為」を表す名詞を作る接尾辞 / 形容詞を作る接尾辞 /「性質・状態」を表す名詞を作る接尾辞 / 動詞を作る接尾辞 / 副詞を作る接尾辞
■著者略歴
倉方 秀憲【著】
フランス語学者・仏和辞典編纂者
早稲田大学名誉教授 (元早稲田大学文学学術院教授)
『プチ・ロワイヤル仏和辞典 [第5版]』(旺文社) 編集主幹